2024/01/09
長野県佐久市に住むなら知っておきたい子育て支援制度とは?助成金の内容や手続き方法を紹介
長野県の佐久平という高原にある佐久市は、美しい緑に囲まれた自然情緒豊かなエリアです。人口約10万人の街に都市機能がコンパクトにまとまっており、周辺市町や首都圏へのアクセスも良好で、年間を通して遊べる観光施設や公園も多数あります。
今回は、佐久市の子育て支援制度や助成金をご紹介しますので、子育てや家づくりに適した土地探しをしている方はぜひ参考にしてください。
佐久市の特徴
長野県の東部に位置する佐久市は、標高約700mの高原にある豊かな自然に恵まれた街です。気候は年間を通して雨が少なく、全国でもトップクラスの日照時間を誇ります。夏は35度以上の猛暑日となることがあるものの、25度以上の熱帯夜を記録したことがないため朝と夜は快適に過ごすことができます。
佐久市内には北陸新幹線や上信越自動車道の高速交通網が整備されており、首都圏へのアクセスが良好です。また北陸新幹線を利用した場合、佐久平駅から東京駅まで約75分で到着します。自動車で移動した場合は、佐久ICから練馬ICまで約100分でアクセス可能です。
市街中心部にある佐久平駅のすぐ近くには総合スーパーの「イオン佐久平店」があり、生鮮食品や日用雑貨のほか子ども服ブランドの専門店などが入居しており、買い物に便利です。ベビー用品店は佐久平駅付近に「西松屋新佐久平店」、国道9号線沿いに「バースデイ佐久店」が営業しており、紙おむつやベビーフードなどを購入できます。その他にも大手ドラッグストアの系列店が多数展開されているので、乳幼児用の薬や衛生用品などが急に必要になったときでも買い物に困りません。
佐久市は親子で楽しめる遊び場スポットも充実しています。高速道路の佐久平スマートICから直接訪問することができる「平尾山公園(佐久平ハイウェイオアシス パラダ)」は、多目的広場(キッズランド)や全長420mのスーパースライダー、アスレチック、温泉などが併設された通年型の観光施設です。季節に応じて様々な山遊びができる施設も揃っており、夏はキャンプ、冬はスキーを楽しめます。
JR岩村田駅の近くにある「sakumo 佐久市子ども未来館」では、プラネタリウムや工作ルームなどで体験を通して子どもたちの「未来をつくる力」を育むことができます。
佐久市ではこのようなスポットのほかに、幼児教育・保育の無償化や子育て世帯を支援する応援金や助成制度に力を入れており、子育てがしやすい街として注目されています。
参考元:長野県佐久市空き家バンク「佐久市への移住を検討されている方へ」
参考元:佐久市「平尾山公園(佐久平ハイウェイオアシス パラダ)」
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佐久市の子育て支援制度
子育て世帯が家を建てるなら、自分たちが住むことになる自治体でどのような子育て支援が受けられるか気になるものです。ここからは佐久市の子育て支援制度を紹介します。(2023年11月現在)
ファミリー・サポート事業
仕事の都合や体調不良などで子育ての手伝いが必要な家庭に有償で子育てサポーターを派遣する事業です。育児のサポートを依頼したい人は「利用会員」、サポートを提供したい人は「助っ人会員」に登録を行います。
育児サポーターとして助っ人会員になる場合は、講習会に参加して子どもの食事や健康管理などについて講習を受ける必要があります。
利用料金
・月曜日~土曜日(午前7時~午後7時まで):700円/1時間
・日曜日、祝日(午前7時~午後7時まで):800円/1時間
・事務費(年間):1,000円
産後ケア事業(ショートステイ型・アウトリーチ型)
出産後の母親と子どもが自宅での生活をスムーズに始められるように、医療機関などで心身のケアや子育てに関するアドバイスを行う事業です。医療センターなどに宿泊する「ショートステイ型」と助産師が訪問する「アウトリーチ型」の2つのサービスがあります。
「ショートステイ型」を利用する際は、利用料金の8割に2,500円を加算した額を佐久市が助成します。「アウトリーチ型」は1回500円で、子供1人につき2回まで利用可能です。
参考元:佐久市「産後ケア事業(ショートステイ型・アウトリーチ型)」
ながの子育て家庭優待パスポート事業
佐久市は、「ながの子ども・子育て応援県民会議」と連携・協働し、子育て家庭が買い物などの際にカードを提示すれば、割引などの各種サービスを受けられる『ながの子育て家庭優待パスポート事業』を実施しています。
18歳未満の子ども(18歳に達する年度の3月末まで)が1人以上いる世帯に、パスポートカードを発行します。(3人以上いる世帯には多子世帯応援プレミアムパスポートカードを発行)
佐久市の手当・助成制度
家を建てるのは人生の中でも大きな買い物ですが、その後の子育てにかかる教育費や医療費も子育て世帯にとっては大きな負担です。次は佐久市で申請できる手当や医療費助成制度を紹介します。(2023年11月現在)
幼稚園・認可外保育施設等の無償化
幼稚園や保育所などの利用料を無償化する制度です。幼稚園、保育所、認定こども園などに通う満3歳から5歳までの子どもと、住民税非課税世帯の0歳から2歳までの子どもの保育料が無料になります。
私立幼稚園は毎月の上限額25,700円まで助成されます。幼稚園や認定こども園の預かり保育や認可外保育施設などについても、月ごとに定められた上限額まで利用料が無償化されます。
無償化の適用を受けるためには、施設を利用する前に佐久市へ申請を行い「保育の必要性」の認定を受けることが必要です。
参考元:佐久市「幼稚園・認可外保育施設等の無償化の手続きについて」
佐久市福祉医療費給付金制度
健康保険に加入している妊産婦と子ども(18歳の年度末まで)が医療機関を受診した際に、医療費の自己負担額を助成する制度です。助成を受けるためには、市役所に受給者証の交付手続きを行う必要があります。
長野県内の医療機関を受診する際に健康保険証と受給者証を提示すると、1医療機関あたり月額500円の自己負担で受診できます。はり、きゅう、マッサージ指圧などの一部の療養費については、窓口で自己負担分を全額支払った後、佐久市から指定口座に給費金が振り込まれる自動給付(償還払い方式)での助成となります。
コウノトリ支援事業
不妊治療または不育症治療にかかった費用の一部を佐久市が助成する事業です。対象となる不妊治療は、保険診療適用外の人工授精・不育症治療・男性不妊治療などで、助成金額は4月1日から翌年の3月31日までにかかった治療費合計の2分の1です。ただし、上限額は30万円までとなります。
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長野県佐久市は美しい自然環境と生活に必要な都市機能をあわせ持つ暮らしやすい街です。幼児教育・保育の無償化などの子育て支援制度も充実しており、子育て世帯がマイホームを建てるのにおすすめのエリアです。夏と冬の寒暖差が大きいため、家づくりを検討する際は断熱性と気密性を考慮すると良いでしょう。
トモノは長野県佐久市エリアで子育てに適した家づくりを提案しています。住まいに関する無料相談も行っていますので、お気軽にお越しください。
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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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