- 2020/09/30
パッシブデザインの家とは?注文住宅をお考えの方へ!
パッシブデザインという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
注文住宅を検討している方には、ご家族が一番住み良いと思える家を追究するためにもあらゆる住宅のあり方について知っておいてもらいたいものです。
この記事では、最近注目されることも多いパッシブデザインと、その住宅の建て方のポイントについてご紹介します。
□パッシブデザインってなに?
水力発電や風力発電など、人々の生活に必要な電力を自然から作り出そうとする考え方は、現在では一般的なものになりつつあります。
そしてその考え方は住宅にも取り入れられるものです。
パッシブデザインとは、太陽の光や風のような「誰にも等しく与えられる自然の恵み」を活用して家を快適にする手法のことを指します。
「自然の恵み」の例としては、暖かい空気は室内の下部から上部へ、反対に冷たい空気は上部から下部へと移動する性質、季節ごとで太陽光の角度は変わる性質などがあります。
パッシブデザインは、こういった自然のエネルギーを受動的に利用し、電力の使用を避け自然の中で生きる心地良い家にしようという考え方のことなのです。
とはいえ地球温暖化も進んでいる今日、自然だけに頼り真夏も真冬もエアコンを使用しないというのはかなり難しいです。
家の断熱はやはり必須でしょう。
□パッシブデザインで家を建てるときのルールとは?
パッシブデザインで家を建てるときは複数のポイントがあります。
まず家の形は「総2階建て」に近づけるようにしましょう。
省エネ住宅を建てたいが初期費用も抑えめにしたいという方におすすめなのが総2階建て、つまり1階と2階の面積がほとんど一緒な家です。
このタイプの家は凹凸が少ないため工事の手間や材料費が節約できます。
住宅自体の性能はそのままに、初期費用も良心的になります。
また、玄関で外気の流入をブロックするということも大切です。
家の中で最も外気の入りやすい場所は玄関ですが、主に3つの注意点があります。
1つ目は玄関扉の気密性を重視することです。
おすすめなのは親子ドア、あるいは片開きドアでしょう。
2つ目は、玄関が風除室的機能を果たすようにすることです。
本来寒冷地で見かけることの多いものですが、外気の流入が盛んな玄関に流入を緩和する風除室のような機能があっても良いです。
3つ目は玄関の配置を工夫することです。
太陽エネルギーをフル活用するためにも、リビングのような家族皆が過ごす部屋を先に配置し、玄関の配置は後から決めるようにしましょう。
□まとめ
「自然」と共に生きる私たちにとって、日々の住まいにも最大限に風や太陽光の恵みを取り入れようとすることはかなり当たり前なことであるのかもしれません。
夏は涼しく冬は暖かい家のように、季節ごとにご家族に寄り添ってくれるマイホームを作りたいとお考えの方は、ぜひ当社までお声掛けください。