2024/04/01
佐久市周辺の注文住宅の建築相場・坪単価を解説!
長野県東部にある佐久地域は、夏も比較的涼しく過ごせることから、避暑地としても知られています。今回は、佐久地域の佐久市、北佐久郡軽井沢町、南佐久郡佐久穂町の3つのエリアで注文住宅を建てるなら知っておきたい建築相場と坪単価もご紹介するので、同エリアで家づくりを検討している方は参考にしてみてください。
家づくりでコストを抑えるポイントは?
家づくりでコストを抑えるポイントは、できるだけシンプルな設計・設備にして無駄を減らすことです。例えば、
・設備はあったら良いなを増やすのではなく、なくても困らないものを減らす
・部屋数を少なくする
・家の形をシンプルにする
など、引き算で考えていくのがコツです。床のワックス仕上げを自分でしたり、棚のDIYなどを自分でしたりしてみるのも良いでしょう。楽しみながら、ポイントを押さえて進めるのが重要です。
家づくりでは金銭感覚を保っておくことも必要です。希望の家をかなえるために、あれもこれもと詰め込みがちになってしまうからです。
住宅の購入資金は、一般的にその多くを住宅ローンで支払います。国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、全国で土地から購入した注文住宅新築世帯の自己資金比率は30.6%。また、同調査によると、注文住宅取得世帯の住宅ローンの年間返済額は174万円と報告されています。また、住信SBIネット銀行によると、教育ローンやマイカーローンを借入する可能性を考えると住宅ローンの返済比率は月収の20~25%にするのが目安とされています。これらを踏まえて住宅ローンを組むと良いでしょう。
>>佐久市周辺エリアで借入できる住宅ローンの種類は?ローンを組む手順や注意点も解説
適正コストで住宅の質を下げない家づくりをするには?
コストを抑えることに注力するあまり、住宅のクオリティが下がりすぎてしまってはいけません。家づくりをするときは、以下の点に注目しながら進めていきましょう。
家づくりにかかるお金の種類と費用を知っておく
注文住宅を建てる場合、建築費、諸費用、土地代の3つがかかります。
建築費は施工会社によって変わりますが、住宅金融支援機構が2022年に行ったフラット35の利用者調査によると、長野県で土地付き注文住宅を建てた際、かかった建築費用は平均して約3,383万円でした。
次に諸費用ですが、新築物件を建てる際、諸費用は物件価格の10%ほどかかります。予算を組む際には、この点を加味しておく必要があります。
土地代を比較検討するのであれば、1㎡や坪当たりの価格に換算してから比較すると把握しやすいです。不動産情報や、基準地価、公示地価などを指標として比較していきましょう。
地域の建築費用の相場を知っておく
地域の住宅に関する建築相場は、過去の取引事例や売り出し中の物件と比較するという方法もあります。今回は、坪単価について基準地価に基づいた比較ができるよう、佐久地域の3つのエリアを例に坪単価、地域の特徴に基づいた家づくりのポイントを解説していますので、参考にしてみてください。
参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」
佐久市などエリア別・坪単価と家づくりで押さえておきたいポイント
前述したように、建築相場を考えるには、土地代と建築費が比較する際の要素となります。
ファミリー向けの一戸建てを建てるなら、一般的に必要な延床面積は30坪~35坪が目安と言われており、駐車場や小さな庭など土地に余裕を持つことを考えると、敷地面積は約50坪が目安です。
これを踏まえて、各エリア別に建築相場と坪単価、家づくりで押さえておきたいポイントをご紹介しましょう。
佐久市の坪単価
まずは佐久市の2023年の基準地価に基づいて、坪単価をご紹介しましょう。新幹線も通る佐久市の基準地価は26,624円(/㎡)、坪単価は88,014円(/坪)でした。仮に、この坪単価を基に土地代を敷地面積50坪で計算すると、約440万円となります。ただし、坪単価は同じ市町村内でも立地によって異なります。自分が家を建てたい立地の坪単価などを改めてチェックしてみると良いでしょう。
参考元:土地代データ|長野県佐久市2023年[令和5年] 基準地価
佐久市|家づくりで押さえておきたいポイント
佐久市の平均世帯年収は約496万円です。参考として、年収400万円の世帯が、借入額3,000万円・固定金利3%・元利均等返済・ボーナス払いなし・返済比率約25%で住宅ローンを考えるなら、月々8万円程度の支払いが目安です。
>>佐久市のハザードマップ情報・水害リスクなどについてはこちらもチェック!
北佐久郡軽井沢町の坪単価
次に、軽井沢町の2023年の基準地価に基づいて、坪単価をご紹介しましょう。高原リゾートとして名高い軽井沢町の基準地価は105,288円(/㎡)、坪単価は348,062円(/坪)でした。参考として、この坪単価を基に土地代を敷地面積50坪で計算すると、約1,740万円となります。
参考元:土地代データ|長野県北佐久郡軽井沢町2023年[令和5年] 基準地価
軽井沢町|家づくりで押さえておきたいポイント
軽井沢町の方の平均世帯年収は約641万円と長野県の中でも高いエリアです。上記と同じ条件で住宅ローンを考えるなら、月々12万円程度の支払いが目安です。
軽井沢町は山々に囲まれているため、大日向、千ヶ滝中区、旧軽井沢など山間部が近いエリアでは特に土砂災害に備える必要があります。鉄筋コンクリート造りにする、山間部側の間口は最低限にして谷側に玄関や開口部をとるなど、家づくりから防災について考えておくと良いでしょう。
>>軽井沢町のハザードマップ情報・水害リスクなどについてはこちらもチェック!
南佐久郡佐久穂町の坪単価
最後に、佐久穂町の2023年の基準地価に基づいて、坪単価をご紹介しましょう。年間平均気温が10度前後と、通年涼しい気候が特徴の南佐久郡佐久穂町の基準地価は19,300円(/㎡)、坪単価は63,801円(/坪)でした。目安として、この坪単価を基にして土地代を敷地面積50坪で計算すると、約319万円となります。
参考元:土地代データ|長野県南佐久郡佐久穂町2023年[令和5年] 基準地価
佐久穂町|家づくりで押さえておきたいポイント
佐久穂町の方の平均年収は約502万円と、長野県にある市区町村の中でも中間より少し低めです。上記と同条件で住宅ローンを考えるなら、月々10万円程度の支払いが目安です。
佐久穂町は中心に千曲川が流れており、流域は氾濫の危険性があるため、家づくりには水害対策が外せません。水害対策には高床式構造にしたり、2階に生活空間を持ってきたりといった方法があります。2階をリビングにすると、開放感が得られて採光も取りやすいため、明るい部屋になって家族も自然に集まります。また、プライバシーを確保しながら遠くの景色を楽しむことができるという点もメリットのひとつです。
参考:佐久穂町「佐久穂町土砂災害・千曲川洪水ハザードマップ」
>>佐久穂町のハザードマップ情報・水害リスクなどについてはこちらもチェック!
佐久地域で暮らしやすく高性能な家を建てるならトモノへご相談を
やみくもにコストを抑えても、デザインや住み心地が見合っていなければ意味がありません。トモノは佐久市や北佐久郡軽井沢町、南佐久郡佐久穂町など佐久地域、ひいては信州の特徴を知る地元の工務店。それぞれの地域のことをよく知っているからこそ、お客様へ無理ない資金計画やコストパフォーマンスの高い住宅をご提案できます。佐久地域で暮らしやすく高性能な注文住宅をお考えなら、一度トモノへご相談ください。
>>佐久地域での無理のない家づくりを叶える、コストパフォーマンスの高いトモノの注文住宅
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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