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columnコラム

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2024/05/07

佐久市の注文住宅に必要な耐震性能とは?地震に強い家づくりを解説します

 

注文住宅を建てる方は誰もが、安心して長く住める家を作りたい、という願いを持っているでしょう。日本は地震が多い国なので、長く住める安全な家を作るためには地震対策が必要です。そこで今回の記事では、家づくりの際に知っておきたい耐震について解説します。佐久市で想定される地震のリスクや地震に強い家についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

なぜ地震に強い家が必要なの?

 

内閣府の防災情報ページでは、地震の被害を減らすためには国民一人ひとりの防災意識が大切だとしています。具体的には住宅・建物の耐震化、家具の固定や津波避難意識の向上など、個人が危機意識をもって取り組むべき項目です。

 

阪神・淡路大震災では死者の8割以上が住宅や建物の倒壊等によって犠牲になりました。命を守るためには、建物の耐震性を高める必要があります。また、建物の倒壊が防げれば火災も減り、がれきが少なく、救助活動や復興もスムーズに行えるでしょう。

 

参考元:内閣府防災情報のページ「3−1 住宅・建築物の耐震化が命を救う」

 

木造住宅の地震対策とは?

 

耐震建築・制震建築・免震建築のイラスト

 

木造住宅の地震対策には耐震、免震、制震の3つがあります。耐震は建物の構造体そのものを強くして、地震の揺れに耐える建物にすることです。免震は建物の基礎に架台を組み込み、ゴムなどを使用して建物と地盤を力学的に離して揺れを逃がす工法です。制震は建物の内部に制震装置を組み込み、揺れを吸収する工法を指します。

 

このうち、日本の戸建て住宅における地震対策として基本となるものが、耐震です。建築基準法では建築物の耐震基準を定めています。現行の新耐震基準では、震度6強~7の地震発生時でも、倒壊・崩壊するおそれのない建物にしなければなりません。

 

参考元:林野庁「木造住宅の耐震性について」

 

耐震構造で耐震性は異なる?

 

新築一戸建て住宅の工事現場での耐震金物のついた柱

 

建築物には耐震基準が定められていますが、工法や構造が指定されているわけではありません。木造住宅には在来軸組工法やツーバイフォー工法などがあります。

 

在来の木造軸組工法は、コンクリート基礎に柱や梁、筋交いを建てて家を仕上げます。軸組に取り付ける筋交いや補強金物が耐震性を高めており、日本では採用されることの多い工法です。

 

対して、ツーバイフォーと呼ばれる工法では、角材で作った枠組みにパネルを取り付けて家を建てます。面材は地震などの外からの揺れを分散する構造をしているため、耐震性を確保しやすいといわれています。

 

どのような工法や構造であっても、設計を工夫することでも耐震性を高く保つ住宅は実現できるとされています。家づくりの際はどのような工法で耐震性が担保されているのか確認するといいでしょう。

 

参考元:林野庁「木造住宅の耐震性について」

 

耐震等級とは

 

2000年施行の住宅の品質確保の促進等に関する法律では、住宅の性能に関する表示のルールが定められました。このうち耐震等級の項目では、地震に対する住宅構造躯体の、倒壊や崩壊等のしにくさを表示しています。

 

構造躯体の倒壊等防止という観点では、建築基準法に定められた極めて希に(数百年に一度程度)発生する地震力に耐えられる建物を等級1としています。また構造躯体の損傷防止の観点からは、希に(数十年に一度程度)発生する地震力に対して損傷を生じない建物を等級1としています。等級1の1.25倍の力に耐えるものを等級2、等級1の1.5倍の力に耐えるものが等級3です。

 

参考元:国土交通省「住宅性能表示制度かんたんガイド」

 

構造設計について

 

建築基準法の壁量計算は、地震や暴風に耐える壁の量を計算するものです。

住宅性能評価における壁量計算では、建築基準法の壁量計算に加え、床や屋根倍率の確認、床倍率に応じた横架材接合部の倍率などを計算します。

 

そして許容応力度計算による構造設計では、建物自体の重さや積雪荷重、地震力などを受けたときに柱や梁などの構造躯体が耐えられるかどうかの検証を行い、建物の偏心率などの詳細な検証も行います。かなり詳細な計算になるため、A4用紙に出力すると数百枚に及びます。

 

構造設計は耐震性を担保する大切なものです。ぜひハウスメーカーがどのような計算を行っているのか確認してみましょう。

 

耐震工法のメリットとデメリット

 

住宅のメリットとデメリット 背景が葉っぱ

 

ここからは耐震工法のメリットとデメリットを紹介します。

 

耐震工法のメリットとは?

 

耐震工法を取ることのメリットとして、免震や制震に比べてコストが抑えられること、台風などの強風にも強いことが挙げられます。

 

2016年の熊本地震では最大震度7の地震が2回、震度6弱以上の地震も計7回起こり、建築物にも甚大な被害をもたらしました。国土交通省と国立研究開発法人建築研究所による「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会報告書」によると、熊本地震では旧耐震基準の木造建築物は新耐震基準導入後の建物に比べ、倒壊率が顕著に高かったと報告されています。新耐震基準は旧耐震基準と比べて、実際に地震に強いことがわかるでしょう。

 

また耐震等級3以上の木造住宅では大きな被害がなかったと報告されており、耐震性能の重要性がうかがえます。

 

参考元:林野庁「木造住宅の耐震性について」

参考元:国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会 報告書 概要」

 

耐震工法のデメリットとは?

 

耐震工法にはデメリットもあります。1つは地震の揺れを逃がす構造ではないため、揺れが直接伝わることです。家具などは揺れの影響で倒れやすくなるため、あらかじめ個別に家具の転倒防止対策を行いましょう。

 

また地震が繰り返すと、ダメージが蓄積することでひび割れなどが生じ、劣化が早まる点もデメリットといえます。

 

耐震性能が満たされていない住宅が抱えるリスクとは?

 

リスクと書かれたブロック

 

家を守るためには、耐震性能が満たされていることが大切です。地震には南海地震のような海溝型地震と阪神・淡路大震災のような内陸型地震があります。このうち小さな揺れから大きな揺れになるまでに20秒ほどかかる海溝型地震に比べ、内陸型地震では突然の強烈な縦揺れや横揺れが起き、避難は難しくなります。

 

耐震性能が満たされなければ、どちらの地震でも甚大な被害や倒壊の危険性をはらんでいるのです。建物の倒壊による危険、建物内部の家具が転倒する危険、建物内部の天井面が落下することによる危険、ガラスの破損による危険がリスクとして想定されます。耐震性能が低い古い建物では、できるだけ耐震改修を進めるなど、対策が必要でしょう。

 

地震に強い家の特徴とは

 

ではどのような点に気をつければ地震に強い家になるのでしょうか。地震に強い家づくりのポイントを紹介します。まず、耐震基準を満たしていることが大切です。2000年以降に建てられた建物はすべて現行の耐震基準に沿っており、耐震等級1を自動的に満たしています。そのうえで耐震等級を高くすることで、安心して住める家ができるでしょう。

 

また地震に強い素材や耐震構造、耐震工法を用いて建てられていることも重要なポイントです。耐力壁をバランスよく配置し、正方形や長方形の家にすると地震に強くなるといわれています。

 

弱い地盤であれば地盤改良で補強し、基礎の工法は面で建物を支えるベタ基礎を選ぶといいでしょう。そして長く住む間に劣化してダメージが蓄積してしまわないように、メンテナンスや修理をしながら耐震性能を保つことが大切です。

 

佐久市周辺の地震のリスクについて

 

地震で揺れる町のイラスト

 

 

ここからは佐久市周辺の地震について解説します。佐久市には記録上大規模な地震災害の記録はなく、市域内に活断層はありません。ただし東日本大震災のようなプレート境界型地震には警戒が必要であり、南海トラフ地震で被害を受ける可能性もあります。

 

長野県で想定される地震の内、佐久市に最も影響が出ると予想されているものが、糸魚川―静岡構造線断層帯の地震です。この地震では震度5弱~6弱が市の中心部で想定され、主に千曲川などの河川流域と周辺の平野地帯が被害を受けるとされています。市では地震のリスクに備えて地震に強い街づくりを進めていますが、住宅においても地震への備えが大切です。

 

参考元:佐久市「地域防災計画第3編 震災対策編」

 

>>【長野県全域対応】土地購入の際には「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」をうまく駆使しよう

 

佐久市で地震に強い家づくりをするならトモノへお任せください

 

無垢材の勾配天井を間接照明でライティングしたキッチン

 

トモノ建築設計事務所は、佐久市を中心に北佐久郡軽井沢や南佐久郡佐久穂町での家づくりを担っています。大切にしているのは、家族が30年後もずっと笑顔で快適に暮らせる家をつくることです。

トモノでは全棟で構造計算を行い、耐震等級3の長期優良住宅基準以上の家を実現しています。設計士とともに、高性能で住みやすく、安全で美しい家づくりをしてみませんか?佐久市、北佐久郡軽井沢町、南佐久郡佐久穂町で家づくりを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

>>佐久市で365日安心安全に暮らせる、トモノの高性能住宅についてはこちら

 

 

 

記事監修者:一級建築士 高地 可奈子

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。

 

 

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