注文住宅を建てるときに知っておきたいのが土地の価格です。

本記事では、長野県佐久市の地価推移や今後の予測、平屋を建てるときに必要な坪数などを解説しています。

佐久市のおすすめエリアもご紹介していますので、これから注文住宅を建てることを検討している方はぜひ参考にしてください。

長野県佐久市はこんなエリア

長野県佐久市は、リゾート地として有名な軽井沢や蓼科高原、八ヶ岳、南北アルプスなどにアクセスしやすく、気軽に観光を楽しめる街です。

ここでは、佐久市の特徴について解説します。

豊かな自然に囲まれた地方都市

佐久市は北に浅間連峰、南西に八ヶ岳、東に荒船山などの山々に囲まれた地方都市です。

かの有名な高原リゾートである軽井沢にも車で30分程度でアクセスできます。

人口は10万人弱で、標高約700ｍの佐久平駅を中心に市街地が発達し、利便性を兼ね備えながら自然の中での暮らしを楽しめる街です。晴れた日には、北アルプスの山々を眺められます。

1年を通して晴天が多く、冬の積雪が少ない都市です。ただ、冬の寒さはとても厳しく、最低気温がマイナス10℃以下になることも少なくありません。家を建てる場合は、冬場も快適に暮らせる断熱効果の高い耐寒仕様の住宅で建築しましょう。

参考元：佐久市役所 移住情報サイト 佐久にくらす「気候の詳細を見る」

熱帯夜のない街

近年は地球温暖化により「暑すぎる夏」が問題ですが、佐久市はこれまでの観測で熱帯夜を記録したことがありません。

熱帯夜とは、夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜のことです。

2022年の東京における熱帯夜は27日でしたが佐久市は「0日」です。高原都市ならではのカラッとした暑さで、気持ちよく暮らせます。

参考元：佐久市「移住・定住・観光」

長野県佐久市の土地価格相場 

ここでは、長野県佐久市の公示価格や人気エリアで実際に行われた不動産取引価格について見ていきましょう。

佐久市の土地地価 

佐久市全体の平均公示価格（2024年）は約4万円/㎡です。坪単価にすると、約13.5万円となります。

佐久市における住宅地の公示地価（2024年）は下表の通りです。

【地価公示】※調査基準日　2024年1月1日

参考元：土地代データ

中込地区は市内の商業中心地として発展しているエリアで、近年は、撤退した大型商業施設跡地に、複合型公共施設「サングリモ中込」が設置されています。

近年、不動産取引が活発に行われた岩村田地区は、佐久平駅周辺に続き公示地価が高くなっており、坪単価約11.5万円です。岩村田地区は佐久インターから車で約5分でアクセスできます。江戸から数えて22番目の宿場としても知られており、緑豊かで歴史の情緒を感じさせるエリアです。

参考元：佐久市「岩村田宿」

佐久市の人気エリアで実際に行われた不動産取引価格

佐久市で不動産取引数が多かったエリアにおいて、実際に行われた取引の坪単価が下表の通りです。

【人気エリアで実際に行われた不動産取引価格】

※取引時期　2023年1月〜2024年現在　参考元：国土交通省「土地情報総合システム」

最も取引が多かったのは長土呂地区で、2023年1月〜2024年現在における取引件数は48件でした。坪単価は約2万円22万円の範囲内で取引されていましたが、坪単価15～17万円での取引が多く見受けられます。

佐久市の公示地価の動向は上がる？

長野県佐久市の公示地価（2024年）の平均は、約4万円／㎡です。坪単価にすると13.5万円／坪です。過去5年の坪単価は下記のとおりで、比較的安定しています。

参考元：土地代データ「長野県佐久市」

2019年以降、多少の増減はありますがほぼ変わらない状況です。

佐久市周辺の近年変わらない変動率なので、急激に土地価格が上昇することはなさそうです。

佐久市は医療・介護環境が充実しており、佐久市立国保浅間総合病院とJA長野厚生連佐久総合病院、2つの総合病院が「地域に根差した医療」を推進しているので、安心して暮らせます。

参考元：佐久市「佐久にくらす　医療の詳細を見る」

長野県佐久市の注文住宅売買事例

長野県佐久市で実際に取引された「土地付き住宅」の売買事例をご紹介します。

2024年1月から現在までに取引された佐久市の木造住宅の実例はこちらです。

参考元：REINS

長野県佐久市で平屋を建てるときの目安の坪数と土地価格

国土交通省の資料によれば法律に基づく最低宅地面積は、農山村地域や都市の近郊などの場合、300平方メートルとされています。300平方メートルは坪数に換算すると、およそ90坪です。

佐久市は南アルプスをのぞむ高原都市であることから、最低でも90坪の土地面積があればゆとりある平屋住宅を建てられるでしょう。

土地価格は佐久市の「岩村田地区」の土地を購入すると考えてみましょう。

岩村田地区の平均坪単価は17万円の取引が多いので90坪の土地を購入するとすれば、約1,530万円が必要資金の目安となります。

参考元：国土交通省「ゆとりある宅地のあり方について」P13

長野県佐久市で狭小地に家を建てるときのポイント・注意点

ここでは長野県佐久市で狭小地に家を建てるときのポイントについて解説します。

狭小地なら地価が高いエリアでも戸建て住宅を建てられる

狭小地とは文字通り「土地が狭い」ことで、15～20坪程度の土地を指しています。

東京など地価が高い大都市で一戸建てを建てる場合に、土地代を抑えて家を建てられるのがメリットです。

佐久市は地方都市ということもあるせいか狭小地での売買事例はほとんど見られず、土地面積が200〜300平方メートル台の住宅が多く見られます。

参考元：国土交通省「令和5年　不動産取引価格情報」

間取りや収納などに工夫を凝らすことが必要

家を建てるときには土地の広さが制限されるため、間取りなどに工夫を凝らすことが必要です。注意したい点としては、「日当たりが良くない」「近隣との距離が近い」「生活動線が不便になりやすい」「収納が確保しにくい」などが挙げられます。

狭小地で建てた家は生活動線が確保しにくいのがデメリットです。キッチンやバスルームなどの水回りは1階に設置するなどして、老後も暮らしやすい設計にしましょう。

長野県佐久市で注文住宅を建てたい！おすすめエリアはどこ？

長野県佐久市で注文住宅を建てるなら、岩村田地区、中込地区、佐久平駅南地区がおすすめです。ここでは、佐久市のおすすめのエリアをご紹介します。

岩村田地区

岩村田地区は中山道の宿場町として栄え、商業が発展しました。古き良き時代を感じさせる商店街で買い物を楽しめます。商店街には職人が丁寧に手がけた特長のある商品やサービスを提供するお店がたくさんあります。

北陸新幹線が乗り入れている佐久平駅も周辺にあり、東京方面・金沢方面などにもアクセスしやすいのがメリットです。近年の佐久市において岩村田地区は、最も不動産取引が活発に行われているエリアです。

参考元：岩村田商店街振興組合「いわむらだ.こむ」

中込地区

中込地区では複合型公共施設「サングリモ中込」や二次医療圏を担う医療機関などがあり、小さな子どもから高齢者まで安心して暮らせます。

中込地区は都市機能が充実しており、将来にわたり都市機能を高める施設を誘導していく区域として「都市機能誘導区域」に設定されているエリアです。これからの発展を期待できます。

参考元：佐久市「中込地区 まわるまち 構想 P3

佐久平駅南地区

佐久平駅南地区は再開発が進められており、カインズ・フォレストモールなどの大型商業施設がオープンしました。多くの人が買い物や余暇を楽しめる利便性の高いエリアへと変化しています。イオンモールも出店されており、賑わいのあるエリアです。

佐久インターにも近いので、遠方へのレジャーも気軽に行けます。

参考元：イオンモール佐久平

参考元：佐久平駅南土地区画整理組合

長野県佐久市で注文住宅について相談するなら「トモノ」におまかせ！

今回は、長野県佐久市の住宅地地価の推移や今後の予測、注文住宅を検討するときのポイントをまとめてご紹介しました。

佐久市は地価が安定しており、人気が出てきているエリアです。自治体では移住や定住サポートをしているので、佐久市のリアルな情報を手に入れられます。

佐久市で注文住宅を検討されている方は、ぜひトモノにお気軽にお問い合わせください。

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