2023/08/12
軽井沢町の気候を徹底解説!軽井沢町の寒さでも耐えられる家づくりのポイントとは
マイホームを建てる際は、快適に暮らすためにも地域の気候を考慮しなければなりません。特に寒い地域に暮らすのであれば、断熱対策や気密性対策をした方が快適に暮らせます。
今回は、長野県軽井沢町でマイホーム建築を検討中の方に向けて、軽井沢の寒さでも耐えられる家づくりのポイントを紹介します。軽井沢は長野県内でも特に寒い地域なので、この記事で紹介する内容を参考に家づくりすることがおすすめです。
軽井沢町の気候情報の推移と特徴
軽井沢町というと、避暑地のイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。多くの方がイメージするとおり、軽井沢町の夏は比較的過ごしやすいです。しかし、実際にマイホームを建てて暮らすからには、夏の気温以外についても知っておかなければなりません。
ここからは、軽井沢町の気温、湿度、降水/雪量、日射、台風、空気純度など、家づくりに関わる気候情報について紹介します。
軽井沢町の気温
軽井沢は標高900m〜1,000mの高原にある街なので、夏は涼しく冬は厳寒であることを覚えておきましょう。
軽井沢町の年間平均気温は9℃前後で、まさに避暑地ならではの気候です。夏は最高気温30℃を超える日もありますが、平均気温は20℃前後となっています。真夏でも比較的涼しい日が多く、過ごしやすいことが特徴です。
一方、冬の寒さは大変厳しく、マイナス10℃を下回る日もあります。
参考元:軽井沢町『新エネルギー導入調査報告書 第2章 軽井沢町の地域特性』
軽井沢町の湿度
軽井沢町では「霧」が頻繁に発生します。軽井沢町の霧は関東からの気流が影響しており、年間100日以上も霧が発生することが特徴です。
霧が発生することから分かる通り、軽井沢町は比較的湿度が高い日もあります。しかし、気温が低いためジメジメしているような体感はなく、過ごしやすいと感じる方が多いです。
軽井沢町の日照時間
軽井沢町の日照時間は、年間で2,000時間を超えます。軽井沢町と同じ長野県東部に位置する上田市や佐久市の年間日照時間は2,200時間で、東京の年間日照時間2,000時間強のため、軽井沢町は首都圏と同程度の日照時間であると言えます。
軽井沢町の台風情報
軽井沢町は山に囲まれているため、長野県東部の他の地域と同様、比較的台風被害を受けにくい地域です。ただし、令和元年の台風19号災害の様に、台風に伴って豪雨に見舞われる場合もあります。
マイホームを建てる際は、自治体の公表しているハザードマップを確認した方が安心です。
軽井沢町の空気純度
軽井沢町には大きな工場もなく、高原であることから、比較的空気はきれいです。
首都圏から訪れた場合は、軽井沢町の空気が澄んでいることに驚くかもしれません。空気がきれいな街に住みたい方には、軽井沢町はおすすめです。
気候の特性から見た、軽井沢町での家づくりのポイント
ここまで紹介した軽井沢町の気候特性を踏まえ、軽井沢町で一戸建てを建てる時に知っておきたい断熱・気密・耐雪・防湿などのポイントを紹介します。
特に軽井沢町は長野県内でも寒い地域に分類されるため、寒さ対策には気をつけましょう。
軽井沢町の家づくりでは寒さ対策が重要
軽井沢町は夏は涼しく暮らしやすいですが、冬の寒さは非常に厳しいです。そのため、冬も快適に暮らすためには「高気密・高断熱」なマイホームを建てることをおすすめします。
住宅の気密性を測る数値としては、「C値」を確認しましょう。「C値」とは建物の隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割って求める指標です。通常の住宅のC値は5〜10㎠/㎡程度であることが多く、次世代省エネ基準Ⅲ〜Ⅴの地域のC値は5㎠/㎡が基準とされています。
しかし、軽井沢町のような厳冬地域の場合、C値5㎠/㎡では気密性が十分とは言えません。軽井沢町でマイホームを建てる場合は、C値0.5㎠/㎡以下で建ててくれる工務店を探した方がいいでしょう。
住宅の断熱性を測る数値としては、「UA値」を確認しましょう。「UA値」とは「外皮平均熱貫流率」のことで、「建物が損失する熱量の合計[W/K]÷外皮面積[m2]=UA値[W/m2K]」という計算で求められます。
UA値は「住宅開口部から熱がどれほど出入りするか」を表している数字で、UA値が小さければ小さいほど断熱性能が高い住宅です。
UA値は地域の気候によって基準値が定められており、軽井沢町の断熱基準地域区分は2、基準値はZEH基準で0.40、HEAT20 G1基準で0.34、G2基準で0.28となっています。この基準は野辺山高原のある長野県南牧村や、北海道札幌市や小樽市と同じ水準です。
同じ長野県内では長野市や上田市が地域区分4、佐久市や御代田町が地域区分3となっており、軽井沢町の地域区分2は非常に寒い地域であることが分かります。
軽井沢町は霧が多いため湿気対策も重要
軽井沢町は霧が多いため、湿気対策も重要です。湿気対策としては「基礎」と「換気システム」に気をつかいましょう。
床下の湿気対策としては、ベタ基礎(底面全てに鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎)が優れています。ベタ基礎は不動沈下やシロアリ対策としても優れているので、軽井沢町でマイホームを建てる場合は必須条件と考えていいでしょう。
家中の換気をするために、換気システムにも注目すべきです。湿気対策として単純に換気してしまうと、寒い空気が家の中に入ってきてしまいます。せっかく高気密高断熱のマイホームを建てても、換気によって熱が逃げてしまっては快適とは言えません。冬の冷たい外気や夏の暑い外気が直接家の中に入ってこないように、第一種24時間熱交換換気システムを導入することをおすすめします。
軽井沢町の気候にあった快適な注文住宅はトモノへ!
軽井沢町は夏は過ごしやすいですが、冬の寒さは非常に厳しい地域です。そのため、マイホームを建てる際は高気密高断熱であることが必須条件と言えるでしょう。
トモノ建築設計事務所では、軽井沢町の気候でも快適に暮らせるよう、UA値0.4以下・C値0.5㎠/㎡以下を基準としています。ZEH基準のUA値を満たしており、C値も全棟気密測定を行うため、安心して暮らしていただけることが特徴です。
また、ベタ基礎や第一種24時間熱交換換気システム、気密性の高い樹脂フレームと高性能トリプルガラスのサッシを標準採用しているため、寒さとともに湿気対策にもなります。
軽井沢町で理想の注文住宅を建てたい方は、ぜひトモノ建築設計事務所にご相談ください。快適な生活を送るための家づくりをご提案いたします。
>>軽井沢の気候にマッチした注文住宅が建てられる、トモノの高性能住宅について詳しくはこちら
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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長野県 北信 東信地域・長野市・上田市・東御市・小諸市・佐久市・軽井沢町で設計士とつくる注文住宅 新築一戸建て デザイン住宅 は住宅会社・工務店のトモノにご相談ください。