住宅の購入資金を得るために、多くの方が利用する住宅ローン。さまざまな金融機関が特徴の異なる商品を扱っており「結局どれを選べばいいの？」と悩んでいる方もいるでしょう。そこでこちらの記事では、長野県佐久市・北佐久郡軽井沢町・南佐久郡佐久穂町で利用できる住宅ロ―ンについて詳しく解説します。ローンを組むための手順や注意点についても触れるので、佐久市周辺エリアでマイホームの建築を検討中の方は、ぜひお役立てください。

佐久市・北佐久郡軽井沢町・南佐久郡佐久穂町で利用できる住宅ローンは？

ここでは、佐久市・北佐久郡軽井沢町・南佐久郡佐久穂町で利用できる、地方銀行や信用金庫の住宅ローンをご紹介します。なお、金利は変更される可能性があります。金融機関やホームページで事前にご確認ください。

八十二銀行

八十二銀行は、長野市に本店を構える地銀で、長野県全域に支店を持ちます。商品のバラエティはさまざまで、病気やケガなど万一のリスクに備える「疾病保障付き住宅ローン」や夫婦・親子で借入や返済をおこなう「夫婦連帯債務住宅ローン」「親子二世代住宅ローン」など、ニーズに合わせた展開が特徴です。

なお、八十二銀行の住宅ローンにおける主な金利タイプと金利は、下表のとおりです。

※2024年1月に借入した場合の最下限金利を記載。

参考元：八十二銀行「住宅ローン」

長野銀行

長野銀行は、松本市に本店を構える第二地銀。市内各地に支店がありますが、2026年1月1日に八十二銀行と合併する予定となっており、それに伴い一部店舗が移転となります。

基本となる住宅ローンは「保証会社付き住宅ローン」。セットで加入できる保障プランが充実しており、がんや病気・ケガなどのリスクに備えることが可能です。中でも特徴的なのは「ながぎん女性向け住宅ローン『will』」。契約者を女性に限定した住宅ローンで、便利家電や美容グッズなどのレンタルサービスが6カ月無料で利用できるのが魅力です。また、借入期間に出産・育児で働けなくなった場合に、最長1年間は元本の返済を猶予してもらうことが可能。女性にうれしいさまざまなサービスが充実しています。

なお、長野銀行の住宅ローンにおける主な金利タイプと金利は、下表のとおりです。

※2024年1月に借入した場合の引き下げ後金利を記載。

参考元：長野銀行「住宅ローン」

参考元：長野銀行 ながぎん女性向け住宅ローン「Will」

参考元：長野銀行「合併に向けた各種ご案内」

上田信用金庫

東信地域を主な営業基盤とする信用金庫。上田市に本店を構え、佐久市や北佐久郡などに支店を持ちます。基本的な住宅ローンの商品は、住宅の新築・増改築・土地の購入資金といった幅広い目的で利用できる「しんきん新型住宅ローン」と、住宅ローンの借換資金に利用できる「住まいるいちばんセレクト」。どちらも基本的に会員を対象とした商品ではありますが、条件によっては会員以外でも借入できることがあります。

なお、上田信用金庫の住宅ローンにおける主な金利タイプと金利は、下表のとおりです。ただし、子育て支援・住宅関連優遇として18歳未満の子どもがいる世帯や、オール電化住宅・太陽光発電システムを設置する住宅については、さらに金利が優遇されることも。詳しくは、公式ホームページをご確認ください。

※2023年11月10日現在

参考元：上田信用金庫「住宅ローン」

参考元：上田信用金庫「しんきん住宅ローン」

佐久市周辺エリアで家を建てたときの住宅ローンシミュレーション

ここでは、佐久市・北佐久郡軽井沢町・南佐久郡佐久穂町で新築を建てると、借入金額に対して毎月どのくらいの支払いが発生するかを試算しました。シミュレーションに利用したのは、八十二銀行の住宅ローン金利です。なお、前年の年収は500万円、ボーナス返済額は0円、借入期間は35年で設定しています。

住宅ローンを組む際は、収入に占める返済負担がどの程度になるか（返済比率）を考慮することが重要です。返済比率は、毎月の返済額に無理がないかを判断するための指標となるもので、金融機関も住宅ローンを融資する際は返済比率を重視しています。

金融機関の審査基準では、住宅ローンの返済比率が35〜40％以内になるよう設定されることがほとんど。しかし、住宅金融支援機構の2022年度の調査によれば、フラット35を利用した方の返済比率の平均値は23.1％とされています。住宅ローンの返済中にケガ・病気などにより収入が不安定になったり、住宅の修繕費用がかかったりする可能性を踏まえ、金融機関が定める基準より余裕を持った返済計画を立てる方が安心でしょう。

返済比率を25％に設定するのであれば、年収500万円の方は毎月の返済額を104,200円に抑える必要があります。ただし、適正な返済計画は家庭の状況によってさまざまで、すべての世帯が返済比率を25％以内に設定する必要はありません。あくまでもひとつの目安として、参考にしてみてください。

参考元：住宅金融支援機構「2022年度 フラット３５利用者調査」P13

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住宅ローン借入で注意しておきたいポイント

ここでは、住宅ローンを借入する際に知っておきたい注意点について解説します。

頭金は準備しておくのがおすすめ

頭金とは、住宅購入費の一部として用意しておく自己資金のことです。住宅購入時には頭金が必要と思っている方が多いかもしれませんが、頭金なしで住宅ローンを借入することもできます。特に、ファミリー世帯が子どもの進学などを控えている場合、手元に資金を残しておきたいと考えるのが自然です。ただし、頭金を準備せずに住宅ローンを借入すると、金利が高くなるほか、借入総額・毎月の支払い負担が増えるリスクがあります。必須ではありませんが、よりゆとりを持って住宅ローンを返済できるよう、最低でも住宅購入費の10％程度は頭金を準備しておくのがおすすめです。

住宅ローンに含めることができない費用がある

住宅ローンには、含めることができない諸経費があります。たとえば、不動産取得税や固定資産税・都市計画税、引っ越し費用、家具家電購入費用、外構費などです。総額にするとある程度のまとまった金額が必要となりますので、忘れないよう資金計画に盛り込んでおきましょう。

ただし、エクステリアの工事にかかる外構費は、家の建築をおこなうハウスメーカーや工務店に依頼することで、住宅ローンに組み込むことが可能です。外注もできますが、別途ローンを組む手間を省きたい方は、住宅の建築と外構工事をまとめて依頼することをおすすめします。

団体信用生命保険（団信）に加入する必要がある

団信とは、住宅ローン返済中に起こりうるリスクに備える生命保険。団信に加入しておくと、契約者が万一死亡・高度障がいの状態になったときでも、保険会社が住宅ローンの支払いを肩代わりしてくれるのです。例外はあるものの、ほとんどの金融機関が、団信への加入を住宅ローンの融資条件に掲げています。

住宅ローン借入の流れ

住宅ローンを利用した際は、一般的に以下のような手順を経て融資が実行されます。

1．事前審査（仮審査）

2．事前審査の承認

3．本審査（正式審査）

4．本審査の承認

5．契約手続き

6．融資実行

審査を申し込む時期や契約者の状況によっても前後しますが、事前審査から融資実行までは、1カ月半程度かかるのが一般的です。スムーズに進めるには、事前にわからないことを明確にしておくことや必要書類を把握しておくことがポイント。

なお、必要書類には「本人確認書類」や「収入確認書類」「物件確認書類」「融資を入金するための口座情報」などがあります。事前審査と本審査で提出を求められる書類は異なるため、どのタイミングでどのような書類・情報が必要になるかを、あらかじめ整理しておくと安心です。

佐久市周辺エリアでの家づくりはトモノにおまかせ！

トモノは、信州エリアで施工品質の高い注文住宅やデザイン住宅を提供しています。弊社が大切にしているのは、30年後も家族が快適かつ笑顔で暮らせる家づくり。そのために、設計から建築後のアフターフォローまでを一括で担っています。また、無料相談会では、住宅ローンについてもご相談可能です。佐久市・北佐久郡軽井沢町・南佐久郡佐久穂町での家づくりを検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

＞＞佐久市周辺エリアで無理のない家づくりができる、トモノの高いコストパフォーマンス

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。

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