- 2025/11/10
『山三酒造』様改修工事を行いました。
こんにちは。工務部の東海林です。
普段は住宅新築工事の施工管理を担当しておりますが、GW明けから酒蔵の改修工事に携わらせていただきました。
その酒蔵は上田市にある「山三酒造」様です。

山三酒造様は創業1867年の老舗酒蔵で、2015年から後継者難で休眠状態でしたが、2023年に事業を継承し、再始動した酒蔵です。
以前より再始動に向けてお仕事させていただいておりましたが、今回は物置状態になっていた土間スペースの整備と和室の床壁の改修を行いました。

土間スペースの改修では出入口ドア、照明の新設を行いました。
お客様の意向で建設当時のままを残したいとの事で、黒光りした梁や柱、漆喰壁が映えるように照明の配置に気を使い、違和感のでない仕上がりを心掛けました。



建設当時は大型重機もない中、どのような方法でこの大きな梁等を持ち上げ組んでいったのか…昔の職人の力強さを感じ取ることが出来ました!

和室改修では、畳が傷んでおり下の床も所々抜け落ちている状態でした。
一度床を剥ぎ取り腐食部を直し、新たに畳を敷きなおしました。
今ではほとんど見る機会がない床の間や違い棚等、納まりや空間がとても興味深かったです。
天袋を開けるとそこには板の特性を考慮し木の反りを抑える「反り止め」の一仕事などがあり、当時の大工さんの職人技を見ることが出来ました。

今でこそネット等で色んな情報を得られますが、当時は自分の経験や知識・親方からの教えで仕事を行い、材料のクセ等を読み取り納めていたんだと思います。
なんでも自分たちで作る昔の職人の技に脱帽します。昔の人はスゴイです!!
何十年も支えていた柱は沈み不陸を直すのに苦労しましたが、お客様のセンスも光りとても良い空間となりました。
畳職人や襖職人、普段あまり関わりのない職人さんともお仕事が出来て良い刺激になりました。


住宅の新築工事では多くの人に建物を見てもらうことは少ないですが、トモノで新築を建てていただいたオーナー様は生涯住み続け、僕たちが建てた建物を見続けます。
今回改修工事を行い昔の職人さんの仕事に触れて、一つ一つに意味のある仕事を感じ取ることが出来ました。
新築のオーナー様も住んでいると、ふと照明やスイッチの位置、棚の納まりや高さ等『なぜここにあるのか?』『何でこうなっているのか?』と思う瞬間があるかと思います。
そう感じた時に、“意味のある配置になっているように” “きれいな納まりになっているように” するべきだと再度感じました。
何十年先にも続くいい仕事、いい家であるように、
工事中の現場の一つ一つが、のちのオーナー様の快適な暮らしに繋がるので、しっかりと考え、想いを寄せて施工に取り組んでいきたいと今回の工事を通して、改めて強く思いました。

今までビールしか飲まなかった僕ですが、工事を機に最近は日本酒を飲むようになりました。
長野県は新潟県に次ぐ全国で二番目に酒蔵が多い県です。
地元のお酒を嗜むひと時も良いので、皆さんもぜひ飲んでみてください!
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長野県 北信 東信地域・長野市・上田市・東御市・小諸市・佐久市・御代田町・軽井沢町で設計士とつくる注文住宅 新築一戸建て デザイン住宅は住宅会社・工務店のトモノにご相談ください。














