- 2023/03/10
24時間換気システムと花粉対策
トモノ佐久穂スタジオ・佐久平スタジオのある長野県の東信地域にも日中は暖かい日が増えてきました。
春の訪れを嬉しく思う反面、気になるのが“花粉”や“PM2.5”、“黄砂”といったアレルギー反応を誘発する物質...
今や日本人の2人に1人がアレルギー性鼻炎に罹患しており、特にスギ花粉症が倍増しています。
2023年は花粉が大量飛散するとのことで、長野県でも例年の2倍以上の飛散量が予測されています。
日本の国民病とも言われている花粉症。
眼鏡やマスク、手洗いうがい等の基本的な対策の他、衣服についた花粉を払ってからお家に入る!!
などを徹底していてもなんだか朝起きると鼻はムズムズ...目も痒い...
実は付着による花粉の侵入経路は4割ほどで、残りの6割は窓や換気口からの換気による侵入と言われています。
つまり、住宅の換気システムにこだわることで、花粉や粉塵、アレルギー物質の侵入を防ぐことができ、健康な環境を保つことが可能になるということです。
シックハウス症候群が問題になり、2003年には建築基準法が改正されました。それにより、新築住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられました。
換気システムの種類は大きく分けて3種類あり、一般的な住宅で用いられるのは第一種換気と第三種換気になります。
トモノでは全熱交換型換気システムの第一種換気を標準採用しています。
給排気ともに機械で行う換気なので、計画的な換気が可能です。
熱回収された新鮮な空気を安定して供給しながら、汚染された空気を排気します。
熱交換システムにより、換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用しています。
《MAHBEXホームページより参照》
屋外の給気フィルターに専用フィルターを使用する事で、花粉やPM2.5を98%も除去することが出来ます。
就寝時でもモーター音は気になりません。
しかし、しっかり換気するには、最新の換気システムを導入すればそれでよい、というわけではありません。
器である家の気密性能が悪く隙間が多く存在すると、正常な換気が維持されず換気不足に陥ります。
換気と気密には深い関わりがあり、一方の性能が悪いと家に不具合が発生したり、正常に機能しなくなったりします。
気密性能を示すC値は、数値が0に近く低いほど隙間が少ない『高気密住宅』であることを示し、良好な換気が行えるということになります。
それぞれの住宅で、有資格者の方に気密測定を行っていただき、C値を確認する事が必要です。
また花粉対策として、室内干しできる“ランドリ―ルーム”を計画に入れておくと、花粉の季節に衣類を外干ししなくてすみます。
高性能な住宅ほど湿度が調整され、洗濯物も乾きますし、梅雨の時期や雨の日にもとても便利です。
これから新築を検討される方は、花粉対策もできる高性能で健康にもいい住宅を計画しましょう!!
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長野県 北信 東信地域・長野市・上田市・東御市・小諸市・佐久市・御代田町・軽井沢町で設計士とつくる注文住宅 新築一戸建て デザイン住宅は住宅会社・工務店のトモノにご相談ください。